イチゴはバラ科の多年草です。バラが病気になり易いように、イチゴも茎や葉、株全体、果実など植物全体に病気が発生します。
早目に気付いて対策•予防をすると、病気が進行して、株全体が枯れてしまう事はありません。
この記事では、筆者が育てて病気になった時に調べた病気の内容、対策を載せていきます。他の方の参考になれば幸いです。
うどん粉病
発生時期
5月~6月
特徴
イチゴに多い病気。葉や茎、果実などにうどん粉(小麦粉)をまぶしたような白いカビが生える。病気が進むと株全体がカビで覆われ、光合成が妨げられて生育が悪くなる。雨の当たらない軒下など、乾燥した環境で発生しやすく、気温の高い真夏は発生が抑制される。
対策
茎、葉が混み合わないように摘み葉を行い、日当たりと風通しをよくする。
肥料を与え過ぎないように注意する。
発病した葉や果実は、見つけ次第取り除く。取り除いたものは、感染が広がらないよう処分する。
全体に進行している場合は、薬剤を使用する。
筆者は、化学成分不使用の収穫前日まで使用できる薬剤を使用しています。たっぷりスプレーするのを2、3日続けると症状が改善され、新しく花が咲き始めました。
病気予防
泥はね
イチゴがうどん粉病になってしまったので病気について調べていたところ、泥の跳ね返りによってイチゴが病気になり易くなると知りました。水やりをする際に水が跳ね、土(泥)が葉や実に着くと、そこから感染してしまうそうです。
せっかく薬剤でうどん粉病の進行を抑えても、また病気になったら恐ろしいので、出来る対策を調べてみました。
マルチング
マルチングとは、植えた植物の地表面(株元)をビニールなどで覆うことで、雑草の発生を防ぐほか、水分の蒸発や病害虫の発生を防ぐことができます。略して「マルチ」と呼ぶこともあり、古くからワラが利用されてきました。
近年は、マルチング用のビニールのほか、自然素材の腐葉土やワラ、ウッドチップ、バーク、ピートモス、枯葉、水ゴケなどさまざまな素材が使われています。
簡単マルチ - バークチップ –
マルチングが簡単で、見た目が美しいバークチップを使用する事にしました。
バークチップは樹皮のみを粉砕したものです。粒が大きく、チップが固い、腐りにくいのが特徴です。
ビニールやワラより、見た目が綺麗に泥はね予防できるのでおすすめです。
病気を防いで元気に育てよう
イチゴは、病気になり易いですが、早目に気付いて予防すれば、全部枯れてしまう事はありません。諦めずに対策をして育ててあげましょう。
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